四十日目/貧乏仮装
四十日目/ 貧乏仮装(びんぼうかそう)
[編集]タイトルの元ネタは上方落語の『貧乏花見』より(江戸落語では『長屋の花見』の演題)。
桜の季節、長屋の連中も桜の話題で持ちきりとなり花見に行くことに。
貧乏な仲間同士、酒や料理を代用品で準備し、お互いの貧乏話をネタにしながら花見に出かける。
しかし、花の宮に着くと周りの花見客の本物の酒や料理に気を取られ、自分たちの貧相な花見が我慢できなくなる。
そこで喧嘩を装って暴れ回り、逃げた花見客のご馳走を失敬しようと思いつく…。
作品情報
[編集]2012年11月9日発売、別冊少年マガジン12月号に掲載。
P3 別アニ(雑誌掲載時のみ)
[編集]じょしらくアニメBD/DVD巻ノ参の告知。
P92
[編集]扉絵
[編集]ハロウィンにちなんで、魔女の格好をしている暗落亭苦来。
上下逆さになっている。
欄外(雑誌掲載時のみ)
[編集]冒頭ですが“&ruby(オチ){落下し};”ています
[編集]P93
[編集]欄外(雑誌掲載時のみ)
[編集]P94
[編集]P95
[編集]4コマ目
[編集]自遊人がそれとなく久米田風のタッチで描かれているのもさることながら、原罪を持つ「人」とこれを救済する「神」の二元的聖俗観のもと芸術家たちが美しさを追求して神を讃えたキリスト教的宗教画とは異なる見解で、清濁混在の俗世の中で神意や聖賢を見出そうとする神人一元的な聖俗観は尼僧のバイト歴を持つ苦来らしい解釈といえる。
日本仏教における例を挙げるなら、奥州藤原氏が豊かな経済力を背景に建立した中尊寺や、藤原頼通が現世の極楽を具現しようとした平等院鳳凰堂、足利義満が公家の西園寺家の所領だった北山に造営した金閣など、上流階級による豪華な宗教遺産がある一方で、空也や一遍らによる踊念仏や法然と親鸞が目指した世俗主義的法統による民衆救済など、市井の中で地道かつ無形の至聖を確立した名僧たちもいた。
「一休さん」の愛称で広く知られる一休宗純(1394 - 1481)は権威や形式を嫌う破戒僧でありながら、常に世俗的観点に立脚して仏法を追求した清貧の賢人でもあった。師からの印可状(悟りを開いた者に授けられる認定書状)を辞退したのち焼き捨てたり、大師匠にあたる高僧の法要にボロをまとって参列したり、法事で商家を訪れた際にあえて着古しの粗末な僧衣で現れ、追い返された後に立派な僧衣で現れて主をやりこめるなど、形骸的な虚飾にすがる愚かさをを鋭く看破した逆『裸の王様』的な逸話を多く遺している。その生き様は没後500年以上経た現代においても語り継がれ、なお慕われ続けている。
ちなみに一休と直接の関係はないが、国立博物館設立と日本の文化財保護に尽力し、さらには官職を辞して出家し、明治の廃仏毀釈から仏教文化を守った元薩摩藩士の町田久成(1838 - 1897)も上級武士の出身でありながら富や地位や業績には全く執着しない人物で、明治天皇銀婚式参賀にも質素な僧衣で参じ、自身が美術界の権威になるよりも自由に活動することを望んだ廓然大公の僧侶でもあった。
7コマ目
[編集]ポスター
[編集]BD/DVD巻ノ弐のジャケット。
P96
[編集]1コマ目
[編集]テレビ画面に映っているのは『じょしらく』の後番組となるアニメ『絶園のテンペスト』。
描かれているキャラクターは左より、鎖部葉風(CV:[内山昂輝)、不破真広(CV:豊永利行)、不破愛花(CV:花澤香菜 沢城みゆき)、滝川吉野(CV])。
木胡桃の全身絵,6,7コマ目
[編集]ももいろクローバーZのシングル「&ruby(おとめ){Z女};戦争」のミュージックビデオでの衣装より。(公式配信動画⇒★>http)
肩のシールドとスパイクアーマーは『機動戦士ガンダム』に登場するモビルスーツのザクを彷彿とさせる物となっており、ビデオ公開当時に話題となった。
またヘッドホンから初音ミクや『&ruby(テラ){地球};へ…』のソルジャーブルー[1]を連想している。
P97
[編集]手寅の全身絵
[編集]バニーガールは仮装衣装の中でも人気の高い定番どころで、色やデザインのバリエーションが豊富で、ハロウィンやクリスマス向けのものもある。
自分のキャラとの調和を意識した感のある苦来(魔女)や魔梨威(ドラキュラ)、伝統枠にとらわれぬ要素を積極的に取り入れる現代っ子的価値観な木胡桃(現代サブカル混合)の仮装に対し、水商売のバイト歴を持ちつつも個性をつかませにくく、その分無難な立ち位置になる傾向が多い手寅のキャラの反映とも解釈できる選択である。
拾ったのだから当然洗濯していないだろうに、誰が着たのかも分からないのに素肌に着用出来るなんて、若い女子にありがちな他人の肌着を対しての潔癖性は薄れているので水商売の経験は長いのかもしれない・・・。
アニメ第四席ではウサ様の怒りを鎮めようとして5人全員がバニーガールの衣装を着ている。
P98
[編集]丸京の全身絵
[編集]両肩のスパイクアーマー
[編集]「Z女戦争」のザク風スパイクアーマーを両肩に装備したことにより『機動戦士ガンダム』に登場するグフの仮装となり、スパイクもグフと同じく牛の角のように曲がったものとなっている。
7コマ目
[編集]あんど慶周の漫画『究極!!変態仮面』より、色丞狂介(変態仮面)のコスプレ。
『究極!!変態仮面』は1992年から93年にかけて週刊少年ジャンプに連載されていた作品。
2008年には作品のファンでもある小林尽作画によるリメイク作『帰ってきた変態仮面』が発表されたり[2]、2012年には『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q』の上映前に『HK』と題した映画予告編が流れて観客を驚かせるなど、時を経てもなお絶えぬ人気を見せている。
追記:『HK』の予告については2013年に映画『HK 変態仮面』として実写化されることが正式発表され、同年4月に劇場公開された。
アメリカのコンビニ強盗に本当にショーツをこの様な着用で押し入った連中がいたが、変装にはならずに直ぐにご用になったので、変態仮面も正体はバレバレであったかも。
P99
[編集]4コマ目
[編集]ゴルゴ13ことデューク東郷は殺し屋という仕事柄、銃火器などの業務機材をトランクやアタッシュケースに入れて持ち歩くことが多い。
寅さんこと車寅次郎は旅回りのテキ屋という仕事柄、常にトランクを持ち歩いている。ただ素材は全く違い、寅さんは時代かかった皮張りのモノであるがゴルゴは金属やプラスチック素材が殆どである。
P100
[編集]1コマ目
[編集]ヘロインは&ruby(アヘン){阿片};に含まれるモルヒネの純度をさらに高めて精製された麻薬。英語でも【ヒロイン:heroine】と【ヘロイン:heroin】は一文字違いだったりする。
当初は鎮咳薬として開発された吸入薬で1898年にバイエル社から販売されたが、静脈注射による脳への強い危険性[3]が判明してからは医療用としての製造は無くなり、摂取直後の激しい快感とその後の禁断症状による苦痛や不快感から依存性が極めて高いため、最高にして最悪の薬物として全世界で規制対象になっている。
ゆえに入手も他の薬物より困難かつ高価で、日本では1945年に禁止された以降の流通はほぼ途絶えており、たまに密輸未遂事件は起きるものの裏社会でも全くと言っていいほど出回らない程度(一般社会での潜伏はほぼ不可能な状態になるヘロイン常習者及び中毒患者も挙がらないため)[4]。
7コマ目
[編集]拳銃
[編集]トカレフTT-33。アニメ第十席参照。
P101
[編集]1コマ目
[編集]ロケットランチャー
[編集]旧ドイツ軍の携帯式対戦車兵器・パンツァーファウストを参考に第二次大戦後の旧ソ連で開発され、携帯式対戦車擲弾発射器として世界的に普及したRPG-7。
現在もロシア、アメリカのほか世界各国で生産されており、映画、漫画、ゲーム等様々な創作物にも登場する。
ちなみに日本の自衛隊でも正式装備にはなってないが、研究用として少数を保有している。
同じ【party】の単語に含まれる意味として、「宴」としての意味と、「集団」としての意味をかけていると思われる。
パーティというと連想しやすいRPGの世界でも選択キャリアとして盗賊などのアウトローが存在する場合が少なくない。
P102
[編集]1コマ目
[編集]善意の第三者は民法上の言葉で「当事者間の事実について知らない第三者」を指す法律用語。
民法上での善悪は価値基準を示すものではなく、事実を知らない場合に「善意」、事実を知っている場合に「悪意」とされる。
ウザンヌの言葉的には、善良な一市民である第三者による通報者というニュアンスで用いているものと思われる。
ちなみに、久米田先生が過去に公安警察から二度の訪問を受けたきっかけも、仕事場のマンションを反社会的団体のアジトと誤解した善意の第三者(近隣住民)の通報によるものである。
4コマ目
[編集]1992年~1995年に週刊少年サンデーにて連載された原作・七月鏡一、作画・藤原芳秀の漫画『ジーザス』より。
描かれているキャラクターは主人公であるジーザス(藤沢真吾)。
闇社会では「ジーザス」の通り名で知られる殺し屋の男は、犯罪組織から強奪したヘロインが手違いで新星高校の黒板に隠されたことを知り、ジーザスはなりすます予定だった教師の藤沢真吾として新星高校に赴任し、ヘロインを守るために犯罪組織と戦うというストーリー。
P103
[編集]1コマ目
[編集]四日目より。
8コマ目
[編集]勝新太郎のエピソードより。アニメ第五席参照。
P104
[編集]欄外(雑誌掲載時のみ)
[編集]P797 OAD特報(雑誌掲載時のみ)
[編集]義務?
[編集]かゆいところ
[編集]P93の5コマ目
[編集]実際の新宿駅東口から新宿末廣亭へ至る道のりには繁華街の歌舞伎町や大型店舗が多く賑やかな新宿通りがあり、画中に描かれているマルイも実在する。
本作単行本の扉絵でも末廣亭の正面入口がモデルになっているように、アニメ化前から末廣亭を意識した設定になっていたが、今話で初めて寄席周辺の地理にも言及され、よりアニメ版の設定を追認した展開になっている。
P98の6コマ目
[編集]背景に透けてしまっている作画ミスあり。
単行本では修正済み。
P102の6,7コマ目,P103の1コマ目
[編集]ロケットランチャーの向き
[編集]6コマ目で描かれている弾頭を左に向いた状態でめり込んだ場合、7コマ目以降で裏から見た場合には弾頭が右向きになっていなければならないが、7コマ目以降でも弾頭が左向きのままとなっている。
単行本でも特に修正はない。
P4~P6 マンガの現場 第11回
[編集]ハダカデバネズミ
[編集]『新世界より』を連載する及川徹先生が作中に登場するバケネズミのモデルになったハダカデバネズミの研究施設を取材する内容。
ハダカデバネズミの実物写真も掲載されており、本作アニメ第九席を視聴したファンには偶然にもタイムリーな企画となった。
楽屋雀の巣
[編集]今回はお休み。