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===福岡ソフトバンクホークス=== ====概要==== 1938年、南海鉄道(現・南海電気鉄道<ref>戦後の統治政策で、南海鉄道が関西急行鉄道と合併し近畿日本鉄道(近鉄)となるも両者の経営体質の違いから、旧南海鉄道を分離して高野山電気鉄道に移譲し南海電気鉄道となった。球団の親会社が変遷する中、南海鉄道時代は「南海軍」、近鉄時代は「近畿日本軍」「グレートリング」、南海電鉄時代は「南海ホークス」と球団名が変遷した。</ref>)を親会社とする南海軍として設立。戦後の2リーグ分裂後はパ・リーグに属する強豪球団として知られたが、1980年代には長期低迷に歯止めがかからない状態となっていた。1988年のシーズンオフに大手スーパーのタイエーが買収。チーム名を「福岡ダイエーホークス」に改名し、本拠地を福岡に移転した。移転当初は、投手力の弱さから終盤での逆転負けが多く、親会社のダイエーに掛けて「閉店間際の大売り出し」とも呼ばれる惨状であった。しかし九州地方唯一の球団として手厚いファンサービスを通じた地域密着を図り、また地元選手を積極的に入団させ育成させる方針が開花して、1990年代末からは強豪球団へと復活している。1試合平均の観客数は3万人を超え、パ・リーグではトップ、プロ野球12球団の中では[[阪神タイガース]]、[[読売ジャイアンツ]]に次ぎ第3位、年間観客動員が200万人を超えている人気球団である。2005年からは親会社がソフトバンクになった。 ====強豪・南海ホークス==== 優勝通算11回、日本一2回を果たすなど、鉄壁の守備力と機動力野球で知られる強豪球団であり、当時の関西地方では阪神タイガースを凌ぐ人気球団であった。この強さはひとえに鶴岡一人監督の手腕と情報収集力の賜物であり、「南海を語ることは鶴岡を語ることであり、鶴岡を語ることは南海を語ることである」といわれるほどであった。プロ野球チームとしては快進撃を続けていたが球団経営的には低迷しており、球団経営の赤字を電鉄本社が補填し続ける状況であった。鶴岡監督退任後には、選手兼任で[[野村克也]]が監督に就任した。野村は現在のID野球の原点となる「シンキング・ベースボール」をスローガンとした戦術を駆使し、リーグ優勝1回と6度のAクラス入りと安定した成績を残した。しかし、1977年シーズン終盤に野村監督が解任<ref>原因は、当時まだ愛人関係にあった伊東芳枝(現・野村沙知代)のチームへの介入と公私混同であったとされる。</ref>されると、後を追うように江夏豊ら主力選手がチームを去り、以降チームは長期低迷状態となった。<br /> ====ダイエーによる買収と福岡移転==== 1988年のシーズンオフにダイエーが買収。チーム名を「福岡ダイエーホークス」に改名、福岡市へと本拠地を移転。移転当時の本拠地球場は、かつて西鉄ライオンズのホームグラウンドだった平和台球場。<br /> もともと福岡は西鉄ライオンズの本拠地だった土地柄で、西武ファンも多かったため、プロ野球球団設置に対しては地元は歓迎ムードではあったものの、いざ対西武戦となると球場は西武ファンの割合が多いという珍現象も見られた。当時は表裏にダイエーと西武の柄が印刷された応援用法被まで売られていたという。<br /> 1992年はオフにはチームの抜本改革を目指して、西武ライオンズの黄金時代を築いた根本陸夫ゼネラルマネージャーをホークス監督として招聘。翌シーズンからは福岡ドームを新本拠地とする体制となったことから、大幅な選手の刷新が行われた。西武ライオンズから秋山幸二らを獲得する大型トレードを成立させたほか、ドラフトで小久保裕紀を獲得するなど、補強と育成の両面からチーム構築を開始し、南海時代の1978年からこの年まで続いた16シーズン連続負け越し状態から脱却した。1994年オフにもドラフト会議で城島健司を1位指名したほか、西武からFA宣言した工藤公康らを獲得するなど補強を強化した。<br /> 1995年からは[[王貞治]]監督が就任。育成を重視したチーム構築により1999年には福岡移転後初のリーグ優勝を達成。日本シリーズでも[[中日ドラゴンズ]]を4勝1敗で下し日本一となった。2000年はリーグ2連覇を達成し、日本シリーズでは長嶋茂雄監督率いる[[読売ジャイアンツ]]との「ON対決」が話題となったが、2勝4敗で日本一は逃している。 ====優勝しても日本シリーズに出られず==== 2004年シーズンからパ・リーグでプレーオフ制度が導入されると、2004年・2005年と2年連続でレギュラーシーズン1位となったがプレーオフに敗れてリーグ優勝は果たせず、2004年から2010年までの通算7年間にプレーオフ<ref>2007年以降はクライマックスシリーズに名称変更。</ref>に6度出場するが敗退を重ね、日本シリーズへ出場することが叶わなかった。<br /> このホークスのプレーオフでの不調からプレーオフ制度の不公平性が問題となり、レギュラーシーズン優勝チームへの無条件アドバンテージ<ref>導入当初はレギュラーシーズンで下位に対して5ゲーム差以上つけた場合に限り1勝のアドバンテージが得られた。しかし、2004・2005年ともホークスは2位チームとの差が4.5ゲーム差だったためにアドバンテージを獲得できなかった。</ref>やレギュラーシーズンの結果による年間順位の決定など、プレーオフの細かい規定が見直される契機ともなった。<br /> 2011年シーズンにて悲願のクライマックスシリーズ(CS)突破を果たし、その勢いのまま[[中日ドラゴンズ]]を下し、8年ぶり通算5度目([[ソフトバンク]]ホークスとしては初めて)の日本一を達成している。 ====秋山幸二監督時代==== 2008年シーズン終了を以っての退任を表明した[[王貞治|王監督]]の後任として、秋山幸二監督が就任。就任2年目の2010にチームを7年ぶりのリーグ優勝へと導いたものの、上述の通りクライマックスシリーズファイナルで敗れたため日本シリーズ出場できなかった。翌2011年は全球団に勝ち越し、2位以下に17.5ゲーム差をつける圧倒的な強さで2年連続リーグ優勝、その勢いのまま日本一を達成した。<br /> 2012年は得点圏最下位とチャンスの弱さを露呈し3位。2013年は投打が噛み合わず終盤勢いを落とし4位に終わり、5年ぶりBクラスの屈辱を味わった。<br /> 2014年はFAで鶴岡慎也と中田賢一、メジャーリーグから岡島秀樹、他球団からジェイソン・スタンリッジ<ref>スタンリッジは6年ぶりの古巣復帰となる。</ref>、デニス・サファテ、李大浩らを獲得し、巨大補強の効果をもたらし首位を快走するも終盤に失速、しかしシーズン最終戦となるオリックスとの直接対決で勝利を収め3年ぶりのリーグ優勝を果たした<ref>マジックナンバーが点灯せずに優勝したのは1992年のヤクルトスワローズ以来22年ぶりで、シーズン最終戦での優勝決定はNPB史上8度目。</ref>。<br /> CSファイナルステージ直前に6シーズンチームの指揮を執った秋山幸二監督が退任を発表。CSでは3位勝ち抜けの日本ハムに一時は3勝に追い詰められるものの、勢いを断ち切り日本シリーズ進出。9年ぶりの顔合わせとなる阪神(CS2位勝ち抜け)に4勝1敗の成績で日本一を達成、秋山監督勇退の花道を飾ることとなった。<br /> 2015年より工藤公康が監督に就任。
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