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44話『注文は聞かない料理店』
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===<span style="color: green; background: ;" >3コマ目</span>=== ====[[風浦可符香|可符香]]「ああ 時を経て理解された天才たちの産物よ!」==== ====ガリレオ=ガリレイの地動説==== イタリアの物理学者、天文学者、哲学者であった'''ガリレオ・ガリレイ''' (1564~1642)が唱えた地動説のこと。<br /> 天動説全盛の世において、独自の天文学の測量により地動説を確信、著書「天文対話」にてこれを唱えるも、当時の「地球こそが中心である」という宗教的世界観の下では、地球が中心にならない考えは到底受け入れられるものではなかった。結局ガリレオの主張は宗教裁判を経て否定され、処罰(トスカナ大公国ローマ大使館での終身軟禁)されてしまった。この処罰については、現在では「対立宗派との争いのさなかで、カトリック内の引き締めの為見せしめにされた。」見解が有力である<ref>当時の教皇・ウルバヌス8世は就任以前からガリレオと浅からぬ親交関係にあったこと、裁判以前は地動説に関して寛容な見解を見せており、「天文対話」の刊行にもウルバヌス8世の助力が少なからず介在したことが解っている。なお、「地動説排斥運動」の徹底化は裁判以降のことである。</ref>。<br /> 裁判の直後にガリレオは「それでも地球は回っている」と呟いたと言われているが、ガリレオに同情した人たちによって作られた創作であると今日では見做されている。<br /> なお、ガリレオを否定したローマ・カトリック教会による'''「謝罪表明」は1992年'''のことであった。<br /> とはいえ実際には最も遅く見積もっても19世紀前期には名誉を回復していた<ref>「天文対話」が1822年に禁書目録から外され、処罰の根拠が消滅した。1687年にニュートンの著書「プリンキピア」にて「万有引力の法則」を提唱し地動説の正当性を科学的に立証したこと、更に教皇の世俗的権威自体が30年戦争(1618~48)を機に大きく衰退し始め、ナポレオンによるイタリア遠征(1796年)により一時教皇領が消滅し決定的に失われた為。没後は葬儀を禁じられたが、1737年3月にフィレンツェにて教会の許可の下行われた。</ref>。<br /> ちなみに、同時期に地動説を研究していた天文学者のヨハネス・ケプラー(1571~1630)はドイツ人であったため、全く宗教的干渉を受けることなく惑星公転における「ケプラーの法則」を発表していた<ref>「ケプラーの法則」を運動方程式と組み合わせ応用し導き出されたのが「万有引力の法則」であり、地動説の正当性を証明する決定的要因となった。</ref>。 ====ゴッホ==== オランダ出身で、フランスで活動した画家'''ヴィンセント・ヴァン・ゴッホ'''(1853~1890)のこと。<br /> 現在でこそ不世出の天才画家として極めて高い評価を得ているが、存命中は売れない画家として不遇の生涯を送っており、生前に売れた絵はたった1枚『赤い葡萄畑』だけであった。 ====テルミン==== 電子楽器'''テルミン'''の生みの親、'''レフ・セルゲイヴィッチ・テルミン'''(1896~1993)のこと。<br /> 良くも悪くも、演奏する人が持っているもの(心)を正直に音に変換してしまうのがテルミンの特徴である。テルミンの生きた時代は穏やかな時代ではなく、その能力を買われ政府機関に監禁され、無線交信のスパイ業務に強制労働させられることになる。東西冷戦とあいまり、テルミンは近年まで存在を忘れられていた。ポピュラー・ミュージックにおける「テルミン」の使用例として有名な曲は レッド・ツェッペリン”胸いっぱいの愛を”、ビーチ・ボーイズ”グッド・バイブレーション” が挙げられる。 ====シューベルト==== オーストリアの作曲家、'''フランツ・ゼラーフ・ペーター・シューベルト'''(1797~1828)のこと。<br /> ウィーン近郊生まれ。教員資格を取得し、助教員を務めるかたわら作曲を行なっていた。音楽が認められ、音楽家としての道を歩み始めた直後、31歳の若さで腸チフスに罹りこの世を去ってしまう。 ====アンディーカウフマン==== アメリカのコメディアン、'''アンディー・カウフマン'''(1949~1984)のこと。<br /> 35才でガンにより他界している。アンディが求めていたのは、観客の型にはまった笑いではなく、本気で笑ったり、本気で怒ったり、というリアルな感情だった。一体どこまでがジョークで、どこまでが本気なのかが見ている人にはわかり難く、結果として多くの人に誤解を受けることになった。<br /> 後に彼の生涯はジム・キャリー主演の映画『マン・オン・ザ・ムーン』で注目された。 ====マーラー==== オーストリア帝国・ボヘミヤ出身(当時=現在のチェコ)の作曲家、指揮者'''グスタフ・マーラー'''(1860~1911)のこと。<br /> 生前は指揮者としての知名度の方が高く、ウイーン・フィルハーモニー管弦楽団、並びにウイーン宮廷(現・国立)歌劇場の指揮者も務めていた。非常に個性の強い指揮法・演奏解釈でも知られ新聞風刺画の題材としてしばしば使われていた。「私はどこに行っても歓迎されない。オーストリアでのボヘミヤ人、ドイツでのオーストリア人、そして世界でのユダヤ人故に。」と述べたと伝えられる。<br /> 1972年のザルツブルグ音楽祭で交響曲の全曲演奏会が行われたことにより再評価され、オーケストラの主要なレパートリーとなり現在に至る。 ====[[宮沢賢治]]==== 日本の詩人・童話作家・農業指導家・作詞家、[[宮沢賢治]] (1896~1933)のこと。詳細は当該項目を参照。<br /> 生前に雑誌や新聞に投稿・寄稿した作品も少ないながら存在するものの、その生活は困窮を極めたとされ、生前に刊行された唯一の詩集『春と修羅』と童話集『注文の多い料理店』も、その内実は自費出版であった。<br /> 遺稿として発見された完成度の高い作品が、死後多数発表されており、著名な『雨ニモマケズ』も手帳に書き記されたものであった。 ====森田童子==== 東京都出身のシンガーソングライター、森田童子(1952年~)のこと。<br /> 大学や高校での学園闘争が吹き荒れる中、二十歳の頃から音楽活動を開始。1975年にアルバム『グッドバイ』、シングル『さよならぼくのともだち』でデビュー。1983年までにアルバム7枚、シングル4枚をリリースしたが、同年に突如活動を休止。<br /> その後、1993年にTBS系で放映されたドラマ『高校教師』にて、『ぼくたちの失敗』が番組主題歌に起用され大ヒットした。これに伴い改めてベスト盤CD、さらにほぼ同時にオリジナルアルバムがCDで再発売され、新たに多くのファンを獲得した。<br /> こういった再評価の一方で、現在では主婦となっている森田童子はテレビ出演など公の場に出ることを一切拒否しているため、事実上の引退状態にある。 ====メンデルの法則(遺伝)==== オーストリア帝国(現・チェコ共和国)の生物学者、'''グレゴール・ヨハン・メンデル'''(1822~1884)が提唱した「'''メンデルの法則'''」のこと。<br /> 修道院で司祭を務める傍ら植物研究をしていたメンデルによって1865年に報告された遺伝に関する法則で、「優性の法則」「独立の法則」「分離の法則」の3つからなる。<br /> まだ遺伝子の正体が判明していない時点で、メンデルはこの法則を通じて一つの親の性質(形質)を決めているのは何らかの「単位化された粒子状の物質」<ref>この粒子はのちに発見された遺伝子そのものである。</ref>であることを予言した。<br /> なお、この研究はメンデルの存命中はあまり注目されず、再評価されたのは1900年に偶然に発見<ref>3人の学者が遺伝の法則を論文発表したが、彼らの発見した法則と同一の内容がすでに「遺伝の法則」としてメンデルの手により半世紀前に研究発表されていたことが判明したため。</ref>されてからであった。メンデルの研究成果とその偉業は死後になってようやく承認される形となった。 ====自転車を作った江戸時代の日本人==== 彦根藩士の'''平石久平次時光'''(1696~1771)が記した『新製陸舟奔車之記』に記された乗り物がペダル状及びハンドル状の機構を有して人力で走る三輪車であり、享保17年(1732年)に実際に作成されて走行に成功している。<br /> この技術は、当時の一般的な路面状態の悪さなどにより、平石個人のものに留まったと考えられている。 ====象さんのポット==== 漫才師「象さんのポット」のこと。<br /> アマチュア挑戦で、お笑いスター誕生で7週勝ち抜き、銀賞獲得。現在でもネット上で活動中の模様。(日本電脳穿隊サイト(旧名:象さんのポット電脳様式)⇒[http://www.jcup.net/ ★]) ====佐野元春のコンプリケーション・シェイクダウン (今 思えば日本初のラップ)==== 佐野元春のアルバム『ヴィジターズ』(1984年)に収録されていた曲「'''コンプリケーション・シェイクダウン'''」のこと。<br /> 佐野はこの前年よりニューヨークへ音楽修行に出かけており、帰国後、発表されたのがこの曲であった。折りしもこの時期にニューヨークの音楽シーンではラップ・ミュージックやヒップホップのブームが起きており、この隆盛を体験することになった佐野は自身の楽曲にラップを取り入れた。これはそれまで佐野の音楽が売りにしてきた「都市に暮らす少年少女の喜怒哀楽を描くポップ&ロック」とはまったく異なるものであったことから、当時はファンの間でも賛否両論が巻き起こった。
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