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===ケータイ小説=== 携帯電話により書かれ携帯電話で読む小説として、横書き文章を特徴とする「ケータイ小説」というジャンルが登場し、社会現象となった。<br /> ケータイ小説の嚆矢は、1990年代後半のインターネットの急速な普及期に、アマチュアの作家が自身の執筆した作品をWeb上で公開していたオンライン小説というジャンルであり、これが21世紀になり携帯端末が普及したことから、徐々に執筆と発表の場が携帯電話に移行したものである。ケータイ小説の始祖ともいえるのが[[Yoshi]]が個人サイト上で連載していた『Deep Love』であり、これが出版・シリーズ化されベストセラーとなった2002年から2005年頃までにケータイ小説ブームが起き、ケータイ小説としてのヒット作品が続々書籍化された。<br /> 作家の瀬戸内寂聴は、ケータイ小説は日本の文学を悪くすると言われるが読まれているには理由があるとその存在を好意的に評価し、小説家の平野啓一郎は、この文体だからこそ成功したコミュニケーション空間が今の社会には存在するという事実は誰にも否定できないと論じるなど、2000年代独自の文芸文化として肯定的に評価する面もあったようだ。<br /> しかし読者層が本を読まない人達のため、ほとんどの内容が「悲劇的な出来事が矢継ぎ早 に主人公の少女に襲い掛かり、大恋愛の末に苦難が待ち受ける」といったおきまりの展開のものがほとんどで、書評はおおむね「泣ける」といったもの。本を読みなれている人には取り立てるほどのものでもないとして、評判が悪い傾向にある。これをエッセイストの本田透は、ケータイ小説でしばしば題材として描かれるテーマを売春・援助交際、レイプ、妊娠、[[薬局|薬物]]、不治の病、自殺、真実の愛の7つに分類し、ケータイ小説七つの大罪と分析した。また、[[久米田康治|久米田作品]]でもケータイ小説については否定的な扱いが多い。<br />
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