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宮崎吾朗
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====アニメーションの世界へ==== 2006年7月公開のアニメ映画『[[ゲド戦記]]』の制作に参加した際に鈴木敏夫の推薦で監督に抜擢。しかし父の駿は最初猛反対し、推薦した鈴木も批判を受けたが粘って説得を重ねて了解を取りつける。<br /> 同作公開前の関連イベントで吾朗監督は、これまで全く監督経験が無くいきなり長編アニメを手がけることで父に「本当にやる気があるのか?」と大反対され、「やる気がある!」「やる気がない!」で思わず父子ケンカになってしまったエピソードを語っていた。<br /> その実情としては、監督抜擢の発起人でもあり宮崎作品を一貫してプロデュースしてきた鈴木敏夫は吾朗氏招聘にはポスト宮崎駿を見据えた人事の必要に迫られていたことを述べている。 前提として、ジブリの今後という問題があります。(中略)だけど、宮さんは作る方は天才でも、教えるのは決してうまくない。彼を助手席に乗せて運転すればすぐに分かります。 横からいちいち口を出すから、大抵の人はノイローゼになってしまう。『魔女の宅急便』(89年)も『ハウル』(2004年)も、最初は別の人が監督をやる予定だったのが、結局宮さんになってしまったように、 映画作りでもそういう光景を何度か見てきた。もちろん宮さんに悪気はないんですよ。でも、実際に十二指腸潰瘍になって来なくなってしまう人もいる(笑)。 そこで思いついたのが、吾朗君の存在。彼を間に挟めばうまくいくんじゃないかと。(中略)それで宮さんに吾朗君にやってもらうのはどうかと話したら、 「鈴木さんが説得をして、本人がやるというなら仕方ない」ということになって、依頼したんです。 (中略)二人はまったく口をきいていません。つい最近まで宮さんが美術館用の短編を同じフロアで作っていたのですが、お互いの声が聞こえても決して接点を持とうとしなかった。 部屋の中ですれ違いそうになるとすっとお互いを避けて踵を返していたほどです。 (2005年読売新聞インタビューより抜粋) 後進を育てたい鈴木の思惑通り、父の介入<ref>駿氏が製作現場に介入したがる傾向は吾朗氏以外のケースではあったようで、駿氏が製作に一切関与していない『思い出のマーニー』では駿氏の「助言」という形での現場介入があったが、監督の米林宏昌は謹んでこれを拒んだと公開時のインタビューで明かしている。</ref>を断った環境下で監督を務めたが、以前に直接映像制作に関わった経験が全くない上での起用には物議が起き、完成作品も76.5億円の興行収入を得て同年の邦画興行収入1位になったものの、作品論的評価では芳しくない意見が多い。<br /> ちなみに、同作品の原作者であるアーシュラ・K・ル=グウィンは宮崎駿と面会した際、『[[ゲド戦記]]』のアニメ製作に参加しないのか尋ねたところ、「親子でひとつの作品に名を連ねるなんて恥ずかしくて出来ません」と返されたと回想している。 次回作として、1980年に「なかよし」で連載されていた高橋千鶴・佐山哲郎の少女漫画『コクリコ坂にて』の監督に就任<ref>脚本は駿氏が担当しているが、同作と『借りぐらしのアリエッティ』は若手の登用と育成のためのプロジェクトとして立ち上げられており、どちらも企画と脚本だけ駿氏が担当する約束となっている。</ref>。2011年7月に公開され、こちらも同年の邦画興行収入第1位となったが、興行収入は44.6億円と前作を下回った。<br />
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