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機動戦士ガンダムAGE
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====反響と批難の声と悲惨な結果==== 賛否両論に晒されることが[[機動戦士ガンダム|ガンダムシリーズ]]の常であるが、当作もその例に洩れない結果となっている。<br /> 放送前には「子供向け」という目標設定に対して賛否が巻き起こり、上記の通りゲーム制作会社レベルファイブが関与していることや、キャラクター原案が「イナズマイレブンシリーズ」のキャラクターデザインを担当している長野拓造氏であることから「ダンボールガンダム」「イナイレガンダム」と揶揄されたりもした。<ref>長野氏の起用により、標準等身(?)のキャラと極端にデフォルメの利いた幼児体型の如きキャラが同一画面上で遣り取りを行なうという、従来のシリーズには見られなかった「斬新」な絵面が描かれている。</ref><br /> ストーリーについても時系列的な矛盾や御都合主義的展開が多く<ref>これはシリーズ構成を担当している日野晃博氏が手掛けた他作品にも見られる特徴であり、過去に彼がシナリオを担当したRPG『ローグギャラクシー』のストーリー展開が、小説業界きってのゲーマーとして知られる作家の宮部みゆきに「話の内容が破綻している」と酷評されたことがあった。なお、この『ローグギャラクシー』は、[[2ちゃんねる]]の1年間で一番ひどいゲームを決める「クソゲー・オブ・ザ・イヤー」で2005年の大賞を受賞している。</ref>、批判の対象となっている。また、主人公の一人であるフリット・アスノの行動が親や想い人を失った怨恨を原動力とした敵の徹底的な殲滅を目的としているため、視聴者の共感を得にくいという指摘もされている。<br /> ただしこのようなダークヒーロー設定だけならばガンダムシリーズ以外にも昔から数多く存在しており、またスタッフからも「間違った正義」としてあえて描写している旨が発言されている。<br /> 今作で問題視されるのはそれに加えて「主人公を無条件に賞賛するキャラクターが大量に存在する一方、主人公を諭し、時には叱り、諌めるような人物は極端に少ない」という点が大きいとされている。<br /> 視聴者が違和感を持つ行動を事ある毎にとる一方、それについて彼が叱られたり非難されるような場面は非常に少なく、特にストーリー序盤では皆無と言って良い。<ref>ただしアセム編やキオ編においては主人公の考えや行動を批難される場面が存在し、フリットの「ヴェイガン殲滅」の考えに対し違和感を感じる者や異を唱える声も出てきている。加えて「主人公を無条件に賞賛」「諌めるような人物は極端に少ない」という主人公補正の傾向は『[[機動戦士ガンダムSEED]]』シリーズのキラ・ヤマトにも見られるものであり、作品を非難する声として挙げられる場合がある。</ref><br /> それでいて序盤では「さすがフリットだ」、中盤で連邦軍の総司令官に就任して以降は「さすが総司令だ」と賞賛される場面は繰り返されるため、いわゆる「主人公補正」を含めても到底感情移入出来ないものになってしまっており、最終話においては戦争を終結へ導いた英雄としてフリットを称える銅像が記念館に建てられたりと<ref>小説版ではこの銅像が建てられたことに関して、フリット自身は難色を示していた。</ref>、物語自体が'''フリット一世代の英雄譚'''となってしまったため、「世代交代のストーリーという名目は嘘だったのか」という視聴者からの大批判を浴びた。<br /> さらに、シリーズ構成を担当している日野晃博氏が自身の[[Twitter]]で旧来からのガンダムファンを挑発するような発言をしたことで多くの視聴者の逆鱗に触れてしまい、結果として日野氏のTwitterが炎上するという騒動も発生し、放送終了後は彼のシナリオライターとしての引き出しが少なすぎる点がネット上で批判された。<ref>特に「'''親類に病弱な人間がいる'''」というキャラ設定をキオ編で2回も使い回しをしたことが批判点の一つとして挙げられており、日野氏がシナリオ担当をしている「イナズマイレブンシリーズ」や「ダンボール戦機シリーズ」にも、この設定のキャラが複数人登場している。</ref><br /> こうした状況や放送時間帯が日曜の午後5時だったということもあって、視聴率も肝心のC層<ref>KID層とも。4歳から12歳の児童層を指す。</ref>で度々測定不能となるなど低迷し、一部のガンダムファンからは「'''アニメ本編よりも制作サイドの周辺の状況の方が面白い'''」と皮肉られ、ネット上では[[製作側はこのような噂に対して、「打ち切りの噂はデマである」と否定しており、4クール(全49話)の話が無事放送された</ref>また、[[コロコロコミック|打ち切り]]の噂が度々浮上した。<ref]]では他の掲載作品と比べて非常に扱いが悪く、連載されていたスピンオフ作品の漫画「トレジャースター」も、2012年6月号(5月15日発売)で打ち切られてしまい<ref>その代わり、2012年7月号(6月15日発売)~11月号(10月15日発売)まで、アニメ本編における第3部キオ編の漫画を連載した。</ref>、アニメの放送終了後、AGE関連の情報ページが無くなったことから、コロコロコミックからは実質上、完全に切り捨てられてしまった。<ref>ファンの間では「コロコロコミックにはすでにデュエルマスターズやベイブレードなど、低年齢層に人気のあるホビー情報や連載作品が揃っていたため、今まで他社でメディアミックス展開されていたガンダムはコロコロ読者にとって非常に馴染みにくいものだったのではないか」という説が有力視されているが、同じように他社で展開していた『ロックマン』がコロコロで展開されるようになってからはむしろ[[コミックボンボン|ボンボン]]の時以上の盛り上がりをみせたため、理由になっているとは言い難い。なお、ガンダムそのものは現在もコロコロで取り扱われている。</ref><br /> そして、公式サイトで配信されていたWEBラジオ『ガンダム&ruby(エイジ アゲアゲ){AGE×3};ラジオ』も、『AGE』放送中にも関わらず全28回という中途半端な放送回数で終了している。<ref>その代わり、月イチのWEB放送として『ガンダム&ruby(エイジ アゲアゲ){AGE×3};TV』がバンダイチャンネルライブにて配信されるようになった。</ref>なお、ラジオ第27回にゼハート・ガレット役の[[神谷浩史]]がゲスト出演した際に、役者として脚本やストーリー展開への対応が「難しい」という旨を語ったところ、リスナーに日野氏への遠回しの批判と解釈されネット上で話題となる一幕もあった。<br /> さらにBD/DVDやガンプラなど、関連商品の売上も不振に喘ぎ、2012年8月30日に発売されたPSP用RPG『機動戦士ガンダムAGE ユニバースアクセル/コズミックドライブ』も「システムエンジンのほとんどが『ダンボール戦機シリーズ』の使い回しだ」とネット上で酷評され、初週売り上げも3.5万本<ref>直近のガンダムタイトルの初週売り上げは『機動戦士ガンダムUC』(PS3)が約5万本、『機動戦士ガンダムSEED BATTLE DESTINY』(PS Vita)が約4万本。</ref>と、当初の売り上げ推定予測であった100万本を大きく下回ることとなり、「ゲーム畑出身の人間をアニメのシリーズ構成に置いたのがそもそもの間違いだったのではないか」「もう二度と日野とレベルファイブをガンダムシリーズのアニメ制作に関わらせるな」と、日野氏とレベルファイブに責任を問う声も多く挙げられ、<ref>その一方で、投資面では「ガンダム」のネームバリューが関連企業に高評価をもたらしたという分析や、海外では公式配信やガンプラ売上などで好調な結果を残しているという報道もされている。</ref>このような視聴者からの意見を受けたためか、総集編OVA『機動戦士ガンダムAGE MEMORY OF EDEN』の制作においてストーリー構成は日野氏から本編のサブ脚本及び『[[機動戦士ガンダム00]]』の小説版を執筆した木村暢氏に取って代わられてしまった。<ref>ただし、日野氏は'''シナリオ監修'''として参加している。ちなみに監督も山口氏から別人に交代している。</ref>その結果、Amazonレビューを初め視聴者から納得のいく改良として好評を得ているのは皮肉としか言い様がない。<br /> こうした批判の中、第6話に登場したイワーク・ブライアのコロニーでの生活について吐き出した台詞「'''強いられているんだ!'''」<ref>台詞そのものは「富裕層に搾取され、遊び半分の戦闘行為に巻き込まれる被害者」という視点からのものであり特におかしな点は無いものの、'''集中線つきのアップで中年男性が吠える'''という珍妙な演出が視聴者に絶大なインパクトを与えた。これらについてはゲームラボで「逆にいえばそういうところぐらいしか面白がれるところがない」と批判されていたりもした。<br />なおイワーク氏はこの後、'''自分で用意した'''作業用機体で出撃し、戦闘用モビルスーツに'''スコップで'''積極的に襲いかかり撃破する活躍を見せるため「彼が何を強いられていたのか」「そもそも本当に強いられていたのか」は謎のままとなっている。</ref>が、視聴者の置かれた状況と重なって大きな共感を産み、各所でネタにされる事態も発生した。<ref>特にアダルトゲーム『真剣で私に恋しなさい!!S』において、誰とも恋仲になっていないルートで主要ヒロインの一人である椎名京がこのセリフを使うシーンが登場しており、「まさか日野氏もイワークのセリフがアダルトゲームのライターにネタにされるとは思っていなかっただろう」と、ネット上で一時期話題となった。</ref> なお、物語面では散々な評価を得てしまった本作ではあるがメカデザインは高く評価されており、戦闘シーンもアセム編を皮切りにスーパーロボット作品のような派手なアクションが多く占めるようになっていった他、劇伴BGMの評価も高いためか「AGEのモビルスーツはかなり好き」という視聴者もいる。 また小説版は例に漏れず、著者の小太刀右京氏によるストーリーの大きなアレンジが評価されており、アニメよりも小説を好む視聴者は多い。一方でアニメではほぼ全くと言っていいほど見られなかった残酷な表現が多々見られる他、キャラクターの性格や内面といった心情描写の改変が激しく<ref>特にキオ編以降に顕著。</ref>、こちらに関しては評価が割れる傾向にある。
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