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ヤシガニ
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===語源=== 1998年4月に[[テレビ東京]]で放映していたアニメ『ロスト・ユニバース』伝説の第4話『'''ヤシガニ<ruby><rb>屠<rb></rb><rt>ほふ</rt></ruby>る'''』より。('''動画'''⇒[//www.youtube.com/watch?v=3Z2oLYtvBTM 前半>http]、[//www.youtube.com/watch?v=JgICA9fc7a8 後半>http])<br /> 主に「'''ヤシガニ事件'''」と呼ばれている。 原作は神坂一、制作はイージーフィルム(この問題が遠因となって後に倒産)、製作は[[テレビ東京]]、ビデオは[[キングレコード]]がリリースした。<ref>原作、制作会社、主要スタッフ(渡部高志・宮田保奈美夫妻)、主演声優([[林原めぐみ|スターチャイルド]])、放送局、主要参加企業(角川書店・[[キングレコード]])という布陣は当時のヒットアニメ『スレイヤーズ』シリーズと同様である。</ref><br /> ただし、韓国の制作会社に下請け(孫請け)に出された第一クールの前半が酷く、それが視聴者の目に明らかに映ることとなった4話のヤシガニが伝説となって現在まで語られているわけで、『ロスト・ユニバース』の作画が最後まで低調だった訳ではない。また、ほとんど時間がない状態でいきなり作画を依頼された韓国側も非はない。<br /> この放送版第4話「ヤシガニ屠る」は日本のスタッフによって作画の修正(書き直し、動画の追加)が行われ、DVD版には収録されていない。この修正作業を行うためにDVD版では放送版第5話から第12話がそれぞれ1話づつ繰り上げられて収録され、修正版「ヤシガニ屠る」がDVD版第12話として収録されている。 ====当時のアニメ製作状況==== 1990年代後半、アニメ業界は『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』の大ヒットでいわゆる「アニメバブル」状態を迎えテレビ各局が熱に浮かされたようにアニメを放送していた。今では考えられないが当時週70本くらいのアニメが放送されていた(平均量は1週間20~30本くらい)。 それを支えていた当時のアニメ制作現場はいっぱいいっぱいで、その大部分(作画など)を中国や韓国などに委託していた。この『ロスト・ユニバース』もたぶんに漏れず、企画・制作はギリギリの時間で行われていて、制作を中国や韓国に任せており、事件はついに起こってしまう。しかし「いつかは起こるだろう」といわれてきており、これは予想の範疇でもあった。<br /> 『ロスト・ユニバース』において作画・演出等で内容の破綻してしまった作品が、海外から放映直前に送られてきたのだ。本来なら日本側で修正されるのが普通だがその時間もなく作品は破綻したまま世に出ることになる。<br /> 以上のような経緯から、あまりにも作画が酷いアニメーションの代名詞として「ヤシガニ」と呼ぶようになった。作画・動画・仕上げなどの重要な部分で大陸国家系制作会社が関わる事から、この手の大陸外注で作画が崩壊した作品は「三文字作画」「三文字アニメ」とも呼ばれる。<br /> ====業界における問題点==== 現在においてもこの問題は常にローコストを求められるアニメ業界が抱える慢性的問題でもある。近年は低資本で製作される深夜アニメにおいて発生率が高くなっているようだ。<br /> 2008年に公正取引委員会がアニメ制作会社114社にアンケート調査したところ、約4割が制作費や制作スケジュールでのトラブルがあったという。<br /> また、遡ってTVアニメ黎明期に低予算で制作を請け、日本独特の「リミテッドアニメ」の手法を確立させ、結果的に以降における制作現場の方向性を慣例付けてしまったとする趣旨で[[手塚治虫]]の責任を指摘する意見もある(手塚も後年、低予算で引き受けたことを失敗と語っている)。しかし当時は一般的ではなかったテレビアニメというジャンルを売り込むためにはそれも仕方なかったのではないか、という意見も聞かれる。<br /> しかし、この低予算(質より量)体制が日本のテレビ界に深く定着したことも事実であり、放送コンテンツにおけるアニメ番組の抜本的な地位見直しはまだまだ難しいのが実情である。<br /> ====どのように破綻していたのか?==== <!-- 破綻に至るまでの状況・そして破綻に関しての説明は「[http://www.din.or.jp/~syunsaku/ NYO-TEKI]」さんが「[http://nyo-nyo.hoops.ne.jp/ysigani/yasigani1.htm ヤシガニ特集]」を組んでいるので、「第4話で何が起こったのか」を知ることができる。<br /> --> <!-- ↑現在リンク切れ --> <!-- 内容については「[http://home-aki.cool.ne.jp/ テレビアニメ資料館]」で考証ペー//ジ「[http://home-//aki.cool.ne.jp/lost4.htm 『ロスト・ユニバース』第4話は何故破綻したのか?]」に詳しく書かれているので、そちらを読んで頂きたい。<br /> --> <!-- ↑現在リンク切れ --> リテイク版との違いは[http://rashika.sakura.ne.jp/sr/lost/ hetaredo - リテイクチェック]で確認できる。<br /> こうした品質を見るアニメファンの目は厳しく、問題が発見された作品は作品論的評価とは別の意味で皮肉な注目を受けてしまうことも間々ある。<br /> ちなみに『クレヨンしんちゃん』や『[[新世紀エヴァンゲリオン]]』などの一部の作品で頻繁に絵が変わったり、絵が崩れたりすることがあるが、これは作画監督の個性を出すという制作側の方針であるため、ヤシガニではない。<br /> 近年、統一した画風を求めるファンからは、こういったアニメーターの個性すら、作画崩壊といって否定されることもある。これは比較的新しいアニメファンに多く、80年代~90年代のアニメを経験したアニメ古参ファンはこう言った制作側の方針、アニメーターの個性を容認している節が見られる。<br />
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