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きまぐれオレンジロード
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===作品概要=== 主人公である優柔不断な超能力少年・春日恭介と、学内一の不良として恐れられていたきまぐれな娘の鮎川まどか、まどかの幼馴染であり妹分の檜山ひかるとの三角関係を描いた青春ラブコメ漫画。<br /> 連載当初のキャッチコピーは「POP&LITE」。少女マンガっぽさを持ったかわいらしい絵柄とちょっとエッチなラブコメ調ストーリーは、格闘物がメインである[[週刊少年ジャンプ]]にとっては異色な存在であったこともあり大ヒットし、男子読者のみならず女子読者の獲得にも貢献していた。当時[[週刊少年サンデー]]など他紙では、[[あだち充]]作『[[タッチ]]』や[[高橋留美子]]作『[[うる星やつら]]』などがブームであったため、ラブコメを好む読者を[[週刊少年ジャンプ]]にも引き付けることに成功した作品でもあった。<br /> まつもとのインタビューによると、『[[タッチ]]』の南ちゃんのような明るくてかわいい親近感が湧くようなキャラが主流な時代であったため、逆に優等生ではなく不良でアウトローなキャラをヒロインとして、冴えない女の子が不良男に憧れるという当時の少女マンガのイメージを逆に少年誌に持ち込むというコンセプトであったという。ヒロインである鮎川まどかは、当時大人気であった中森明菜をモチーフとして、彼女の初期楽曲である「少女A」のイメージにセクシーな大人の女性を強調しつつ自分の中に持っている究極の理想像の女性を描いてやろうという気持ちであったという。実際に作品内には中森明菜のレコードジャケットやステージ衣装をモチーフとしたポージングが多数存在している。 ====あらすじ==== 春日恭介は春日家の長男、家族は父の隆とふたごの妹・くるみ、まなみとの4人家族。一見普通のなんでもないこの一家だが、実はこの家族、超能力一家なのだ。そのことが周囲にバレるたび彼らは引っ越しを繰り返している。<br /> 7回目の引っ越しでやってきた街。そこで恭介は真っ赤な麦わら帽子をかぶった美少女に出会い、一目ぼれしてしまう。ところが翌日、転校先の中学で恭介が再開したその少女・鮎川まどかは、学校では有名な不良少女だった…。<br /> 最初は恭介を無視していたまどかも、恭介の優しさに触れて本来の素直な自分を少しずつ取り戻していく。そして恭介もまどかに惹かれていく。さらにはまどかの妹分・檜山ひかるも恭介に付きまとい何かと世話をやきはじめ、はじめは邪険にしていた恭介もだんだんひかるをかわいく思うようになってくる。<br /> 二人の理想の少女にはさまれて楽しい学園生活を送る恭介だが、優柔不断な性格が災いして、自分が好きなのは、まどかとひかるのいったいどっちなのか判らなくなってしまうのだ…。 ====絵柄の変遷==== 本作品の特徴として、単行本第1巻から18巻までの5年間で絵柄が大きく変わっていることが挙げられる。本作に限らず、作家が連載中に画力が向上することによって、絵の特徴が大きく変わっていくことは散見される現象である。しかし本作品では、まつもとが連載中に原因不明の体調不良に度々襲われるようになったため長期休載となったが、連載再開後の一時期に絵柄が大きく変化してしまった。とりわけ登場人物の髪型の変化は一見しただけでは同じ作品かどうか見紛うほどであり。連載当時にファンから大不評を買っている<ref>実際に単行本折り返しの作者コメント欄に、当時ファンから批判的手紙が殺到したため、髪型の変更を元に戻した経緯が記載されている。</ref>。この変化については、当時まつもとのアシスタントであった萩原一至(のちに[[週刊少年ジャンプ]]にて『BASTARD!!』を連載)が代筆をしていたのではないかと噂されるほどであった。なお、まつもと本人はこの噂について公式ファンブック内で否定している。ちなみにまつもとの体調不良については連載終了後の2004年になってからその原因が'''脳脊髄液減少症'''によるものであったことが判明、以降まつもとは脳脊髄液減少症の啓蒙活動に努めている。<br /> また本作品は加筆修正版が複数あることが知られている。[[週刊少年ジャンプ]]本誌に掲載された最終回は、まつもとの体調不良による連載終了の申し入れにより急展開で終幕へ向かって進み、ページ数の都合もあってやや駆け足の展開になってしまった。このため、ジャンプコミックス単行本化にあたって最終18巻では最終回直前回を中心に15ページの加筆修正がなされている。さらに1992年の愛蔵版発行時にも多くのコマで加筆修正されている。さらに1998年に[[集英社]]文庫から文庫版きまぐれオレンジ★ロード(全10巻)が刊行されたが、こちらでも細かなセリフやコマの加筆や修正がなされているほか、各話扉絵に雑誌掲載当時のあおり文が追加されたほか、特別編「パニックin銭湯!」が収録されている。<br /> このように本誌連載版、ジャンプコミックス版、愛蔵版、文庫版と最終回が全て違っている上に、愛蔵版や文庫版では連載時より年月が過ぎているがゆえの加筆修正であるために、修正箇所ではその絵柄がかなり異なっている。
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