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フリードリヒ・ニーチェ
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==フリードリヒ・ニーチェ(Friedrich Wilhelm Nietzsche)== ドイツ出身の哲学者・古典文献学者。<br /> フルネームはフリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ(後に本人はミドルネームを捨てている<ref>ヴィルヘルムの名前は当時のプロイセン国王フリードリヒ・ヴィルヘルム4世に因んでおり、ニーチェは哲学思想上、神の崇拝のみならず王侯貴族など権威的存在にも否定的であった。同時代の音楽家・ワーグナーのファンでもあったが、ワーグナーが名声を得て王侯貴族らと縁を深める有り様に失望し決別している。</ref>)。 1844年に裕福なプロテスタント系牧師の子として誕生。子供の頃から部屋に篭もって思索に耽ることを好み、聖書の内容を全て覚えているほどの敬虔な信徒であったという。<br /> 1858年にドイツ屈指の名門プフォルタ学院に入学し、古代ギリシアやローマの文学や哲学を学ぶ。<br /> 1864年にボン大学入学。文献学、神学を専攻。1865年、ライプツィヒ大学へ移る。この頃にショーペンハウエルの厭世主義哲学に傾倒する。<br /> 1869年に博士号を取得。25歳の若さでバーゼル大学の古典文献学教授に着任。<br /> 1872年、前年に執筆した処女作『音楽の精神からの悲劇の誕生』を出版するが、その哲学的な内容は文献学者としての仕事を期待していた周囲からは認められず、大学内で大きく評判を落とす。<br /> 以後も講義をする傍ら執筆を続けるが1878年には健康状態が悪化し、翌年大学を退職。<br /> その後はイタリア、スイス各地を旅しながら、執筆活動に専念する。『人間的な、あまりに人間的な』『曙光』『悦ばしき知識』を執筆。<br /> 1881年~1882年ごろ、同じ哲学者の友人パウル・レーの知人であった女性学士のルー・ザロメと知り合う。ザロメに惹かれたニーチェは求婚するが断られ、ザロメはレーと同棲をはじめたことから深い失意に陥る<ref>後年、ザロメとレーは結婚することなく別れている。</ref>。<br /> さらに病気の再発、家族との不和などが重なり、自殺を考えるほどに精神が疲弊。1883年にイタリアへ移住し、神の否定と超人への進化を説いた『ツァラトゥストラはかく語りき』(第1部)を執筆する。のち1885年にかけて第4部まで執筆されたが、当時は全く売れなかった。<br /> 一方で『善悪の彼岸』『道徳の系譜』を執筆。以前に発表した著作も次第に売れるようになり、1888年には『ワーグナーの場合』『ニーチェ対ワーグナー』『偶像の黄昏』『反キリスト者』『この人を見よ』の5作を一気に書き上げる。<br /> 1889年、患っていた梅毒が原因でトリノのカルロ・アルベルト広場で昏倒。精神科へ入院後、母の自宅で療養するが、後遺症で支離滅裂な廃人状態となり、終生正気に戻ることはなかった。<br /> 1900年に病状が悪化し死去。享年55歳。 生きる苦しみの解決を来世に求めるキリスト教的価値観を「神は死んだ」と説いて否定し、「苦痛こそが、精神の解放である」と説いて個人の主体性確立を訴え、どれほど苦痛で無意味に満ちた人生もありのまま受け入れ、強く自由に生き抜く「超人」へと進化することに解決を求めたニーチェの哲学は、それまで世界や理性を探求するだけであった哲学を現実を生きる人間自身の探求、人生における自由の意味や満足の模索へと改革し、20世紀哲学の根幹を成す「実存主義」としてハイデガーやサルトルら後進の思想家やドストエフスキー、[[フランツ・カフカ]]、[[三島由紀夫]]ら文学者たちにも大きな影響を与えた。 <br /> また、当時の西洋人思想家としては珍しく、仏教に大きく着目していた人でもある(本人は欧州に仏教が根付くほどに成熟していないと述べていた)。 ===[[久米田康治]]との関連=== ====[[さよなら絶望先生]]作品内にて==== [[さよなら絶望先生|本作]]では、[[新井智恵]]の名前の元ネタであるが、こうした思想を持つ人が元ネタになっている点に、本作のさりげないハードさが見える。
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